言語学の基礎


こんにちは

昨日、大学の講義で言語学の授業を受けました。

この講義なんですが、フランス文学の講義なんですよね笑

だから当然フランス語が必須なわけですが、私はフランス語全然わからないんです笑

教授が、『この中でフランス語わからない人いませんよね?』と言ったことに対して

飽くまでフランス語できますと、シラを切るほどのメンタルは持ち合わせています。

まあいけるでしょ!

茨の道またこれ進むべし、です笑

で、言語学っていうのはいろんなジャンルがあるんですが、今回習ったのは

言語というものを定義する学問であるということです。

例えばですね

a. 12色の絵の具
b. 鳥の鳴き声
c. 猫の鳴き声
d. イルカの鳴き声
e. コウモリの超音波
f. 3色の信号
g. 川のせせらぎ
h. 話すときに付随するジェスチャー
i. ことばのわからない国で買い物をする時の指差し
j. パントマイム

さて、この中で言語に近いものはどれでしょうか?

というのがこの講義の導入です。

先に言語の大方の定義を言っておくと、

恣意的、超越的なメッセージの伝達を可能とする記号の体系であって、思考の算出やコミュニケーションの仲立ちとなるもの。

となります。
他にも統語性や、構成性という要素もありますが、それは置いておきましょう。

まず恣意的という、馴染みのない言葉の意味ですが、これは必然性がないこと、動機づけられていないこと、という意味です。

例えば、私たちが座る物の絵があったとします。

それを私たちは'椅子'と呼びますよね?

でもアメリカに住んでいる人はそれを見て、椅子とは言いません。

chairといいます。そしてスペインに住んでいる人ならsillaと言います。

このように同じ物でも各国によって呼ばれ方が違いますよね。

このことが必然性がない、つまり恣意的であるということです。

また超越的という言葉の意味ですが、これは動物との比較でよりわかりやすくなります。

例えば鳥は実際に、求愛行動をとおしてコミュニケーションを取ります。

また、スズメであれば、エサを見つければ、鳴くことによって仲間を呼ぶと言われています。

私は猫を飼っているのでわかるのですが、お腹が空いたらひたすら鳴きます。

ここで共通するのは、その場、その瞬間のコミュニケーションをしているということです。

それに対して人間は、昨日のこと、明日のこと、いまここにいない友達、家族、彼女、彼氏のことについて話すことができます。

これが時間と空間を超えた内容についてコミュニケーションを取ることができるという意味です。

さて先ほどの問に戻りますが、a~jの例は完全なな言語ではありませんが、近いものが存在します。その答えを挙げていきます。

a. 12色の絵の具:これは意味をなしていません

b. 鳥の鳴き声:鳥の中で意味をなしているので言語に近い

c. 猫の鳴き声 猫にも人間にも意味を伝えるので言語に近い

d. イルカの鳴き声 イルカ同士の交信は意味を伝え合っているので言語に近い

e. コウモリの超音波 これは意味を伝えるのではなく、障害物を避けるためなので言語ではない

f. 3色の信号 赤、黄、青はそれぞれ意味を表しているので言語に近い

g. 川のせせらぎ 意味をなしていません。

h. 話すときに付随するジェスチャー ジェスチャーが意味を伝えることがあるので 言語に近い

i. ことばのわからない国で買い物をする時の指差し 指を差すことで、買いたいものが伝わるので言語に近い

j. パントマイム ものまねなどをすることで何のものまねかが伝わるので言語に近い

こんな感じです。

まだまだこれからなので、もっと学んで言語について詳しくなります!